2015年11月
2015年11月27日
書評:『成城石井はなぜ安くないのに選ばれるのか?』
『成城石井はなぜ安くないのに選ばれるのか?』上阪 徹
最近は勉強計画に追われることもなく、まったりと本を読んでます。
二次試験の振り返りも少し飽きてきましたしね(笑)
わたしの町の駅ナカには、成城石井があります。
それが、この町に住む、わたしの自慢です。
プレミアムチーズケーキやプリン、ワインにチーズ、コーヒー豆。
帰りにふらっと寄って美味しいものを買って帰るが楽しみです。
そういう、不思議な魅力をもった成城石井。
その秘密を知りたくて、読んでみました。
この本、事例1と事例2に良いです。お薦め。
「話をしに来るだけでもいい」スーパー
お客様と店員のコミュニケーションを非常に重視しています。
バイヤーが良いものを仕入れ(輸入し)、適性な価格で販売する。
安売り競争はしません。
うん、事例2だ!
社員教育も徹底しており、表彰制度も充実しています。
『基本の四つ』
・挨拶 ・クリンリリネス ・欠品防止 ・鮮度管理
全ては顧客視点に基づいています。
「マーケティングという言葉を好まない会社ですね。
社内でこの言葉を聞くことはまずない。
ターゲットを決めたり、店のパターンを決めて事業を行うのではなく、
お客様の期待にどう応えていくか、ということを、
あらゆる局面で考えていくんです。」
こういう企業の理念を徹底していく。
それが、成城石井の強みです。
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2015年11月25日
書評:『引き算する勇気』岩崎邦彦
『引き算する勇気』岩崎邦彦
言わずと知れた、中小企業診断士試験委員(出題委員)の岩崎さんです。
これを読まずして、二次試験を受けたのか!?
と突っ込まれそうですが。。。
いや、『スモール・ビジネスマーケティング』と
『小が大を超えるマーケティングの法則』は、ちゃんと読みましたよ!
でも、この本は読む時間が惜しくて。
先日23日、LECの解答説明会ついでに、梅田の紀伊国屋で買ってきました。
探すのに苦労するかな?と思ってましたが、マーケティングコーナーに平積み。
たぶん、わたしたちのような受験生が買ってるんでしょうね!
自分の書いた本をベースに出題すれば、
受験生に売れるというマーケティング戦略ですか(笑)
内容は、選択と集中の話。
自分の強みを伸ばせ!ということです。
でも、なんの強みもない中小企業も多い気がするんですが、
そういうところは潰れるしかないのかも。
ところで、今回の事例2の設問1(1)ですが、わたしは
”18才以下の子供をもつ、25~40才代の主婦層”と、
ご主人様を引き算してしまいました。
ターゲットの絞り込みとしては正解だと思うんですよね。
もともと、男性向けのサービス業とかはあるはずだし、
そもそも家族でお食事なんて、月に何回あります?
しかし、試験ではこういう引き算をしないほうが良かったと、
猛烈に後悔しています。
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2015年11月23日
LECの解答説明会(11月23日)
梅田まで1時間かけて、出掛けてきました。
そんなに興味があったわけじゃないのですが、
梅田で遊ぶ口実を作るのが主目的で。
解答内容は、少しブラッシュアップされている部分もありましたが、
ドラスティックに見解を変更した部分はなく、特に目玉はありません。
ま、前回とは違う講師でしたので、いろいろと見解が聞けて楽しかったです。
近いうちにウェブにアップされると思いますが、
自分の興味を引いたところを、メモしておきます。
【事例1】
☆第1問:問題文にバドミントンが無いことに着目した。
代替品の脅威は、ゲートボール以降、特許で対策しているので挙げなかった。
⇒本番中、ここは悩みました。結局、バドミンントンも考慮しましたけど。
☆第2問:『組織は戦略に従う(チャンドラー)』を意識する
⇒私の弱いところは、ここですね!
一次の知識が弱いので、思考の整理が甘いです。
☆第3問:60%しめることで、①事業リスク、②依存する組織体質を課題とする。
⇒それなりに明快です。
☆第4問、第5問:バーナードの組織の3要素を念頭に回答する
⇒そんなのありましたっけ??
【事例2】
講師は、与件文をまだ500回くらいしか読んでないそうです(笑)
☆第1問(1)
30~40代は、ほぼ全員が指摘。子供は半分くらい。
60代は20%の人が指摘したが、これはまずいだろう。
デモグラフィックとサイコグラフィックで回答する。
⇒そういう考え方に、知識を使えばモレがなくなりそう。
☆第1問(2)
7割くらいのひとが、託児所や学習塾を記載。
25%くらいが、エステ、リラクゼーション、高級美容室、スポーツ施設。
1割が、娯楽関係。
☆第1問(3)
個々の店主への助言なんだから、商店街全体で取り組むクーポン券などはNG
たぶん、二次対策が不十分な人の解答なのでは?
⇒なるほど。そういう思考方法をした記憶もある。
☆第2問
70%は食器。スポーツと家具は15%づつ。
スポーツを選んだ人はチャレンジャーですね(笑)
☆第3問
(1)は、大半が同じ答えで、スーパーとの差別化に言及していればOK。
(2)は、実現性があればOKだろう。LECも数打ちゃ当たる作戦で記載。
⇒全体的に、受験生の多くが書くことをきちんと書けば、おお外しはしない印象。
ということは、個性的な発想の人は二次試験に合格しにくい??
でも、だれでも思いつくことを提言してもバカにされそうな気もする。
結局、こういうのを国家資格試験にすること自体がナンセンスなのか?
【事例3】
☆第1問(1):生産面、営業面から解答するのは鉄則。
⇒こういうテクニックですよね。
☆第4問
大半の人が、技術の高度化は書けていた。
若手に言及したのは、25%くらい。
QCDのQとDで対応する。
【事例4】
☆第1問
財政状態はBSで。経営成績はPLで。
⇒ふ~ん。知らんかった。
指標の選択は、あいかわらず主張を曲げず、マニアック。
【口述試験について】
・1問、2分程度での回答を求められる。
あまりに短いと、質問が増えるだけ。
・LECで想定問答集を、1000円で窓口販売してます。
ネットでも購入できます。
⇒買いませんでした(汗)
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2015年11月21日
B商店街の2025年の商圏人口分布
悶々の一つ、事例2の第1問です。
(設問1)では、ターゲットとすべき顧客層が問われています。
まず考えないといけないのは、いつを想定するかです。
図2には、2015年の人口分布が描かれていますが、
2005年と2015年を比較すれば、解答になるのでしょうか?
設問文を見てみましょう。
・(設問1)には、”今後”とあります。
少なくとも現時点だけではなく、未来志向です。
・(設問2)には、”業種の誘致”とあります。
与件文には、”中期的には、環境の変化に対応した業種誘致が必要”
とありますので、少なくとも中期的な未来を想定する必要があります。
・代表理事は、『10年後を見据えた組合運営』という方針を打ち出しています。
この10年後が、中期なのか長期なのかは不明確です。
総合的に考えて、業種の誘致というからには、
少なくとも10年後は見通した計画にするべきでしょう。
では、2025年のB商店街の商圏人口分布は、どうなるでしょうか?
人口分布に関する与件を抜き出してみます。
・高層マンションが多数開発され、高層マンション街が形成されつつある。
・2015年以降も高層マンションの建築が計画されている
・住宅街の中高年層が、他地域へ転居する例も増えつつある。
この傾向は当面続くものと見込まれている。
・現在は人口の流入分が流出分を超過し、周辺人口は増加傾向にある。
これらの与件から、2025年の人口分布を図2に赤線で加えました。
(かなりいい加減な仮定ですが)
そうすると、2005年に比べて人口が増加しているのは、2群あります。
①0才~18才
②25才~40才台
では、受験機関各社は、どのように年齢表現しているでしょうか?
・TAC ⇒ 0~5才の乳幼児をもつ20代後半から30才代
・AAS東京 ⇒ 小さな子供がいる30代のファミリー層
・AAS関西 ⇒ 小さな子供がいる20代後半から40才代
・LEC ⇒ 10才以下の子供をもつ30代前後から40才代
・大原 ⇒ 10才以下の子供をもつ30才から40才代
・TBC ⇒ 20代後半から40代前半の子育て世代
『10年後を見据えた組合運営』を考慮したかどうかは別として、
一番うまい表現なのは、TBCですね。
TACは、2015年のピンポイント攻撃です。
ちょっとひどいのでは?(失礼!)
どうも、TACの解答作成者とわたしの相性は最悪。。。
設問1で年齢層の見解がズレると、当然、設問2にも影響してきます。
次回は、第1問 設問2を検討します。
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2015年11月18日
TACの事例1第3問は、さすがに無いわ~
TACの2次本試験分析会のビデオを聴いて、違和感を覚えたことを書きます。
わたしの感覚がおかしいのか、TACの先生が変なのかは皆さんの判断ですけど、、、
どうなんでしょうね~
なお、各社それぞれに違和感のある事例解答がありますから、
これをもってTACはダメとか言うつもりはありません。念のため。
TAC内でも講師によって考えは違うでしょうし、
O原だって良い講師はいらっしゃるはず!?
だから、この試験は難しいし、面白いと感じた次第です。
本題に戻ります。
例の、各社バラバラの解答になっている事例1の第3問の解説です。
TACの解説者によると、
”その新規事業は、技術難度はもちろん、自社ブランドで展開してきたバドミントン事業とは、事業に対する考え方そのものが異なっていた。”
という文章にある”技術難度”は、新規事業(楽器収納用ケース)のほうが低い!と判断しているのです。
普通は”高い”と読み取りますよね?
★TAC:楽器収納用ケースの製造の難易度<バドミントン羽の難易度
普通は”高い”と判断するんだろうけど、逆に判断しないと、『この第3問は解けない』んだそうです。
そして、その判断から、”関連会社に非正規社員を増やし、関連会社の正規社員を本社に移転させる”という解答を出しています。
しかし、、、。さすがにちょっと違うよな~、と思いませんか?
『そして、その成形技術の高度化が、その後、A社再生への道を切り開くことになる。』
『A社社長は、ブロー成形技術の高度化に取り組むと同時に、それを活かすことのできる注文を求めて全国を行脚した。』
これらの説明は全て、楽器収納用ケースの製造にかかっています。
つまり、”楽器収納用ケースの製造の難易度>バドミントン羽の難易度”です。
モデル企業から判断するのは邪道ですけど、例の羽立化工(事例の関連会社に相当)も、どんどん技術の高度化を進めて成功しています。
そもそも、非正規社員を増やさないというのは、社員を大切にするという社長の経営理念によるものです。
関連会社の仕事は技術難易度が低いから、非正規社員に任せて安い給料で雇い、利益率を上げましょう、という助言はありえません。
と、わたしは感じました。
皆さんは、どう考えるでしょうか?
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