2015年10月
2015年10月31日
マイベスト答案【事例2】
このマイベスト答案は、
TAC、TBC、大原の解答速報、および
LEC、日本マンパワーの講評などをもとにして作成しました。
基本作成方針は、下記3つです。
①自分なりに、出題者の意図をストーリー化する
②受験生が、80分で書けたかも?と思えるレベルにする
(実際には難しいです・・・)
③論点を1つに絞るリスクは避け、部分点も取りに行く
☆☆☆ 事例2 :マイベスト答案 ☆☆☆
【第1問(設問1)】
高層マンションの高所得なファミリー層である。特に、18才以下の子供と、共働きで駅から帰宅する25~40代の主婦層を狙う。今後も人口増加が見込まれ、高所得なので総合スーパーともすみ分けられるからである。
【第1問(設問2)】
保育所・託児所・学習塾など子育て系サービス業と、若い主婦層向けにエステ等の美容サービス業を誘致する。
【第1問(設問3)】
帰宅主婦向けテークアウト商品を開発する。また、ファミリー向け、女子会向け等の特徴を各店で明確化する。
【第2問】
[食器店]
商店街の飲食店主に協力してもらい、物産展と同時に県内物産品をつかった料理教室イベントを開く。その中で、料理に合う家族向け食器セットを使って盛り付けを演出し、県内物産に合う調理機器なども併せて販売する。
【第3問(設問1)】
大手チェーンにはない、こだわりの県内農水産物および加工品を販売する小売店を誘致する。総合スーパーで低価格品を購入し、商店街では安心・安全な高付加価値の生鮮食料品を、通勤帰りに購入してもらう戦略である。
【第3問(設問2)】
食品小売店の食材を使った料理を、商店街飲食店主が教える教室を開き、その料理は店舗メニューに加える。顧客と飲食店主が親しくなり、顧客や飲食店の食材購入にもつながるため食品小売店の売り上げが安定増加する。
☆☆☆ 事例2 :マイベスト答案の解説 ☆☆☆
【第1問(設問1)】
◇基本の考え方
・今後10年間まで見通して、増加する顧客層、
かつ、総合スーパーとのすみ分けが可能な顧客層
・設問2、設問3との連携性を考慮した逆算の考え方も必要
◇与件の抜き出し作業
・B商店街は、ローカル私鉄のX駅周辺に広がる商店街[1]
・図1→商店街は、駅から高層マンションへの帰り道と言える
・10年後を見据えた組合運営という方針[3]
・総合スーパーの低価格の NB 商品や PB 商品が、低価格志向にある周辺住民の非食品需要も吸収し、多くの非食品小売店が廃業した[5]
・総合スーパーに低価格を売りにする外食チェーン店が入店したため、外食需要もそれらに吸収され飲食店の売上もそれほど伸びなかった[5]
⇒周辺住民は、もともと顧客ではないので、ターゲットから外す
・高価格で販売される高層マンション[6]
⇒高層マンションの住民は比較的富裕層だが、共働きが多そう
・2015年以降も高層マ ンションの建築が計画されている[6]
⇒0~5才児の人口増加は、しばらく継続する
・住宅街の中高年層が土地・建物を売却し、他地域へ転居する例も増えつつある[6]
・この傾向は当面続くものと見込まれている[6]
⇒高齢者は減少するし、もともと低価格志向なのでターゲットから外す
・商店街の各店舗の営業終了時間は、総合スーパーと同等で、遅い[8]
⇒会社帰りの主婦層が狙えそう。惣菜などテークアウトのニーズ?
・図2→2025年には、0~18才、25~50才が増加する
【第1問(設問2)】
◇基本の考え方
3つのターゲットの、どこを狙うか?
複数挙げたほうが低リスクか?
ファミリー層で逃げるか?
飲食業とのテナントミックスを、どう考えるか?
・0~18才の子供たち
・25~50才の男性 ※働いている
・25~50才の女性 ※働いているだろう
◇与件の抜き出し作業
・県や市、商店街の店主、土地・建物の所有者も組合に協力的になりつつある[3]
⇒保育所や託児所は、県・市の認可が必要
⇒保育所は広い土地が必要で、地権者の協力が必要
・工員を対象とする飲食業、小売業、(狭義の)サービス業等で構成される歓楽街[4]
⇒いったい、なんのサービス業があったんだ(笑)。ま、男性向けはある。
・周辺住宅街に住む住民を対象とした商店街へと変化していった[4]
⇒サービス業も、周辺住宅街に住む住民向け(やや低所得、高年齢)
・B商店街の業種構成は店舗数ベースで飲食業約65%、サービス業約20%、 非食品小売業約15%で、食品小売業はほぼない状況[8]
◇検討
・0~18才の子供たち
⇒新たなサービス業:学習塾、知育、託児所、保育所
・25~50才の男性(かつ高所得)
⇒もともとあるサービス業で対応可能だろう
・25~50才の女性(かつ高所得)
⇒周辺住民とは、美意識も違う若い層が多いだろう。美容系か?
※これを、設問1にフィードバックする
【第1問(設問3)】
◇基本の考え方
・個店へのアドバイスではない。100店以上ある飲食店のマーケティング戦略だ。
・設問2でしぼったターゲットをベースに検討する
・0~18才の子供たち
・25~50才の女性(かつ高所得)
・飲食店を、どんな生活シーンで使えば、顧客価値が創造できる?
◇与件の抜き出し作業
・主力の飲食店は、“大人が落ち着いて食事ができる食事処”といった趣の店に変わっていった[4]
⇒ファミリーでも食事できるようにするべきか?
⇒女性だけの利用(幼稚園に預けたあとのマダム会など)の方が多くないか?
・B商店街は元々歓楽街 としての側面が強く、食品を扱う小売店はほとんどない[5]
・商店街の各店舗の営業終了時間は、総合スーパーと同等で、遅い[8]
⇒会社帰りの主婦層が狙えそう。惣菜などテークアウトのニーズ?
◇検討
・駅からの帰りに惣菜を買い、子供を迎え、晩御飯という生活シーンはありそう
各お店の店頭に惣菜を置くなんて、場所的に可能んだろうか?
人件費もいるから、共同店舗化もありうるな?
・ファミリーで入りやすいお店という方向性もありそう。
・女子だけというのが、一番お金を使いそうなんだが。無理スジ?
・100店舗以上ある飲食店が共存共栄し、過当競争にならない方法は?
【第2問】
◇基本の考え方
・どの非食品小売店を選んでも、方向性が一致していれば良いだろう
・高層マンションの所得の高いファミリー、または主婦が対象だろう
・生活シーンの演出や提案が良さそう
・セット買い、関連買いを誘えないか?
・商店街全体の活性化にも寄与できないか?
◇与件の抜き出し作業
・県内の農水産物および加工品を組合事務所周辺の街路で販売する「物産市」を実施[9]
・大手チェーンにはない、こだわりの商品を販売する小売店が物産市に参加[9]
・イベント当日は飲食店、サービス業の売り上げは大幅に増加する[9]
・非食品小売店の店主からは「売上増加効果が現れていない」といった不満の声[9]
・購入者向けのアフターサービスに注力した[2]
・高価格で販売される高層マンションが多数開発[6]
【第3問(設問1)】
◇基本の考え方
・ターゲットは、高層マンションの高所得層で子育て層
・安心、安全な食品。定番の地産地消で地域も発展コースだろう
・マーケティング戦略を明記すること
◇与件の抜き出し作業
・県内の農水産物および加工品を組合事務所周辺の街路で販売する「物産市」を実施[9]
・大手チェーンにはない、こだわりの商品を販売する小売店が物産市に参加[9]
・総合スーパーの低価格の NB 商品や PB 商品が、低価格志向にある周辺住民の非食品需要も吸収し、多くの非食品小売店が廃業した[5]
【第3問(設問2)】
◇基本の考え方
・期待される効果は、理事長の長期目標とも合致するはず
・た食品小売店が長期にわたり商店街に定着するためには、
⇒安定売り上げが必要
⇒顧客に愛されるためには?
⇒顧客だけでなく、商店街にある飲食店での需要も大切だ
◇与件の抜き出し作業
・長期的には、顧客と店主、店員が顔見知りとなり親しく会話を交わすような状態になることが理想[10]
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マイベスト答案【事例3】
このマイベスト答案は、
TAC、TBC、大原の解答速報、および
LEC、日本マンパワーの講評などをもとにして作成しました。
基本作成方針は、下記3つです。
①自分なりに、出題者の意図をストーリー化する
②受験生が、80分で書けたかも?と思えるレベルにする
(実際には難しいです・・・)
③論点を1つに絞るリスクは避け、部分点も取りに行く
☆☆☆ 事例3 :マイベスト解答 ☆☆☆
【第1問(設問1)】
鋳造工程の生産能力が高く、機械加工工程と塗装工程も備えた一貫生産体制を有する。
鋳造技術に精通したエンジニアが営業部におり、顧客と技術的な打ち合わせができる。
【第1問(設問2)】
①鋳造技術の向上により農業機械部品などの要求に応えられ、売り上げが伸びる。②生産能力向上の改善が進み、売り上げが伸びる。③納期遵守、短納期化を修得でき、既存顧客の満足度が向上し、競争力も高まる。
【第1問(設問3)】
鋳造工程以降も、工程担当者ではなく専任者が、段取り回数基準ではなく納期基準で生産計画を立てる。また、後工程引き取り方式の導入やラインバランシングで仕掛り品置き場を減らし、設備間移動時間を短縮する。
【第2問】
機械加工工程がネック工程であり、仕掛り品置き場が増加、納期遅延が生じていた。機械化工程の外段取り化とシングル段取り化による停止の削減、多工程持ちによる空転の削減、ネック工程基準の生産計画化で改善する。
【第3問】
鋳造工程だけでなく全工程を納期基準で生産計画し、進捗管理をしながら納期管理する。受注予想情報、新規受注情報、全受注品の仕様・数量・納期情報、資材調達の納期情報、各工程の生産能力情報、仕掛り在庫情報、完成品の在庫情報などを活用していく。
【第4問】
①軽量化などの鋳造技術と、技術営業力を強化する。海外製品との差別化を図るためである。②納期遵守率、短納期対応力を強化する。特に、国内生産の多い自動車からの受注拡大と顧客満足度向上のためである。③若手人材を強化する。高齢化による技術消失を防ぎ、国内生産を維持するためである。
☆☆☆ 事例3 :マイベスト模範解答の解説 ☆☆☆
【第1問(設問1)】
◇基本の考え方
・自動車部品分野に参入する場合に、何が必要なのか?
・それに対して、C社の強みは何か?
◇強みの抜き出し作業 ※自動車部品分野参入観点
①生産能力
・鋳造工程の生産能力が高い[3]
・機械加工工程と塗装工程もあり、一貫生産体制を確立している[3]
②営業技術力
・鋳造技術に精通したエンジニアからなる営業部がいる[3]
→新市場の開拓もできる(開拓後の強みではないので優先度低)[3]
→顧客との技術的な打ち合わせができる[9]
【第1問(設問2)】
◇基本の考え方
・自動車部品の受注により、C社は何を獲得するのか?
その獲得により、どのようなメリットがあるのか?
・売り上げ/技術/営業/製造など、多面的にとらえる
◇弱みの抜き出し作業
※自動車部品分野参入で改善しなければならない弱み
・鋳造技術が不足しており、軽量化、複雑形状化に対応できていない[4]
⇒農業機械部品と産業機械部品の受注量を増加できる
・農業機械部品や産業機械部品の納期遅延が生じている[8]
⇒納期遵守能力が高まる。顧客満足度が向上する。
・生産能力向上を目的とした改善が進む[10]
⇒売り上げが多くなる
・短納期対応ができる[第1問の設問3]
⇒競争優位性が生じる
【第1問(設問3)】、【第2問】、【第3問】
◇基本の考え方
自動車部品を受注するためには3つの改善が必要であり、
それぞれを問題にヒモづけた解答が求められていると理解する。
①短納期化への対応 ⇒【第1問(設問3)】
②納期遵守への対応 ⇒【第3問】
※短納期と納期遵守は違うことに注意
③生産能力の向上 ⇒【第2問】
◇与件の抜き出し作業
※とりあえず、重複しても良い。あとで整理する。
①短納期化への対応 ⇒【第1問(設問3)】
・生産計画は、鋳造工程の計画のみ、納期を基準に立案される[8]→サブに使う
・鋳造工程以降の流し方[8]
(1) 前工程から運搬されてきた仕掛品の品種、数量を確認し、
(2) 段取り回数が最小になるよう
(3) それぞれの工程担当者が加工順を決めている
・新規受注の問い合わせがあった場合は、仕様書が顧客と合意されると、製造部に引き渡して生産準備し、生産計画に織り込んで資材調達の後製造される[9]→②に回す
・鋳造工程後の仕掛品が多いため、設備間の移動が困難であり、製造リードタ イムが長期化し納期遅延が生じる[11]→③の解決で従属的に解決可能だが、リスク回避
②納期遵守への対応 ⇒【第3問】
・生産計画は、鋳造工程の計画のみ、納期を基準に立案される[8] →メインに使う
・鋳造工程以降の流し方[8] →①に回す
(1) 前工程から運搬されてきた仕掛品の品種、数量を確認し、
(2) 段取り回数が最小になるよう
(3) それぞれの工程担当者が加工順を決めている
・新規受注の問い合わせがあった場合は、仕様書が顧客と合意されると、製造部に引き渡して生産準備し、生産計画に織り込んで、資材調達の後製造される[9]
・受注処理、生産計画、生産統制、在庫管理などを統合した IT 化の検討[8]
・その仕様書が顧客と合意されると、製造部に引き渡して生産準備し、生産計画に織り込んで、資材調達の後製造される[9]
③生産能力の向上 ⇒【第2問】
・生産能力を鋳造工程の処理能力で把握し、鋳造工程の生産能力増強[12]
・図2に示すように機械加工工程がネック工程となっていた[12]
・稼働率は 48 %と低く、非稼働として停止 37 %、空転 15 %となっている[13]
・停止は、刃物、治具の交換や加工前後の製品運搬、機械調整などの段取り作業を主な要因として生じている[13]
・空転は、加工が終了し製品を脱着する必要があるとき、作業員の作業遅れによって設備が待っている状態により生じている[13]
【第4問】
◇基本の考え方
やや一般論に頼らざるを得ない。
基本は、C社はずっと海外製品との競争をしてきたのだから、取り組んできた成功体験をベースに、さらに強みを磨くことで解答する。
◇与件の抜き出し作業
・若手人材確保が難しく、高齢化が進んでいる。[2]
・海外製品との競争激化などの影響を受け、マンホール蓋の受注量が減少し、売上高が低迷した時期があった。その対応として・・・[3]
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2015年10月30日
事例3の解答比較:TAC-TBC-大原
最後です。事例3の講評です(かなり真剣に)。
【第1問(設問3)】、【第2問】、【第3問】の
切り分けを明確にし、3社にダメ出ししました。
是非、ご意見をお聞かせください。
☆☆☆ 事例3 ☆☆☆
【第1問(設問1)】
これは、各社一致です。
与件から下記を抽出し、まとめれば良いと考えます。
・積極的に鋳造工程の生産能力の増強を進める
・機械加工工程と塗装工程の新設により一貫生産体制を確立
・鋳造技術に精通した中堅エンジニア名を社内から選抜して
営業部をつくり、新市場の開拓を行わせた
・営業部が顧客と技術的な打ち合わせを行い顧客の要望を把握
私の結論 ⇒ 大原>TBC=TAC
【第1問(設問2)】
以外に割れてます。
与件から下記を抽出し、まとめれば良いと考えます。
・農業機械部品と産業機械部品からの軽量化、複雑形状化要求が
強くなっていて、鋳造技術の向上が求められている
・自動車部品の新規受注を目指して、製造部内に改善チームをつくり、
生産能力向上を目的とした改善活動を実施している。
・自動車業界で要求される短納期に対応する必要がある。
”産業機械部品の取引先からの依頼”という与件は、
自動車部品にも軽量化、複雑形状化要求があることを暗示しています。
その要求をしている産業機械部品も自動車部品2次下請企業ですし、
低燃費化要求の厳しい車の部品ですから、当然でしょう。
とすると、この技術は、農業機械部品と産業機械部品の販売拡大に
波及効果があります。
私の結論 ⇒ TBC>TAC>大原
**********************************************************
【第1問(設問3)】、【第2問】、【第3問】
これは、切り分けが難しく、各社バラバラです。
3社ではなく、講評しか出してないLEC案がベストと考えます。
LECの短い講評を元に、私なりに検討してみました。
(実は、私の再現答案も、ほぼLEC案でした。
ちょっと惜しかったですけど。。。)
まず、大方針です。
自動車部品を受注するためには3つの改善が必要であり、
それぞれが問題にヒモづいていると考えるのが自然です。
①短納期化への対応 ⇒ 【第1問(設問3)】
②生産能力の向上 ⇒ 【第2問】
③納期遵守への対応 ⇒ 【第3問】
※短納期と納期遵守は違うことに注意
これに、与件を振り分けてみます。
①短納期化への対応 ⇒ 【第1問(設問3)】
★鋳造工程以降の工程は、段取り回数が最小になるよう
それぞれの工程担当者が加工順を決めている。
②生産能力の向上 ⇒ 【第2問】
★機械加工工程がネック工程となっていた
・停止は、段取り作業を主な要因
・空転は、作業員の作業遅れによって設備が待っている状態
③納期遵守への対応 ⇒ 【第3問】
★生産計画は、鋳造工程の計画のみが立案される。
話をややこしくしたのが、第11段落の存在です。
・鋳造工程後の仕掛品が多く、・・・
製造リードタイムが長期化し納期遅延が生じる原因となっている。
しかしこれは、上記②の対策で自然と解決できるものであり、
どちらかというと出題者の引っ掛けと思います。
少なくとも中心となる論点ではないのでは?
以上の予備検討から、私の講評です。
************************************************
【第1問(設問3)】
私の結論 ⇒ 3社ともに×。LECが○。
【第2問】
私の結論 ⇒ 3社ともに×。LECが○。
【第3問】
私の結論 ⇒ △大原、あと2社は×。LECが○。
なお、活用する情報は、下記与件文を参考にすると良さそうです。
・C 社では、受注処理、生産計画、生産統制、在庫管理などを
統合した IT 化の検討を進めている。
【第4問】
基本的には、C社の強みを活かしつつ、唯一?使用してない与件
・若手人材確保が難しく、高齢化が進んでいる。
を”国内生産を維持”に結び付ける。
なお、低価格対応を記載した大原は減点しました。
私の結論 ⇒ TAC>大原>TBC
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事例2の解答比較:TAC-TBC-大原
引き続き、事例2の講評です(汗)。
☆☆☆ 事例2 ☆☆☆
【第1問(設問1)】
これは、争いようがないでしょう。
なお、60~70才のピークは10年前のピークが急激に減少しつつ
移動しただけで、与件から今後も減少が見込まれるので引っ掛けとみるべき。
”高価格で販売される高層マンション”という与件から、
素直に富裕層を想定すべきだけど、TACにはその記述がない。
私の結論 ⇒ TBC>大原>TAC
【第1問(設問2)】
ここは、三社ともに託児所を挙げています。
大原は他にもたくさん挙げていますが、ちょっと節操がなさすぎます。
なぜ、三社ともに託児所を挙げているかというと、
商店街の活性化成功事例として有名だからです。
本番後に調べて分かりました。
しかし、、、ここだけは全く納得いきません。
事例モデルに引きずられ過ぎなのでは?
設問2では、”サービス業の業種を誘致”とあり、
”サービス業を誘致”ではありません。
また、設問3では、”設問2で回答した業種の店”とあります。
テナントミックスともありますので、どうも、託児所はしっくりこない。
そもそも保育所や託児所ってお店?まあ、広義にはお店なんだろうけど。
さらに、15店舗近くある空き店舗対策が急務ですが、託児所って複数店要りますか?
いつ、どういうシチュエーションで使いますか?
保育所は欲しいですけど、広い土地の必要だし、時間もかかりそうです。
ということで、本番中も、託児所は候補から消しました。
私の結論 ⇒ 学習塾系、女性の美容サービス業種
【第1問(設問3)】
ここも、3社とも幼児系です。
設問2と連動しているので、当たり前ですけど。
しかし、普通、託児所って買い物するときに短期的に預ける施設です。
ビジネス的にも、幼児系より女性系のほうが市場が大きい。
幼稚園に子供を預けて、お母さんたちだけでお茶会というのが普通です。
私の結論 ⇒ 女子会向けのランチやデザートを、
各店で特徴を出して周回利用してもらうマーケティング戦略
【第2問】
これは、どれでも説得力があればOK?
どれを見ても、感心しませんけど。
私の結論 ⇒ 三社とも△。
【第3問(設問1)】
どれも似たようなものですけど、TACが良さそう。
私はプラスして、駅からの帰り道に寄れる地理的有利性を挙げました。
だいたい、各社とも地図をまったく利用してません。いいのかな??
私の結論 ⇒ TAC>大原>TBC
【第3問(設問2)】
これは、大原に座布団1枚。名誉挽回ですね!
私の結論 ⇒ 大原>>TAC>TBC
しかし。託児所が正解なら、60点ないわ・・・↓
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2015年10月29日
事例4と1の解答比較:TAC-TBC-大原
今日はTBCの解答速報が出ていました。
これで3社で揃いましたので、講評します(笑)。
☆☆☆ 事例4 ☆☆☆
【第1問】
TBCは、安全性指標として当座比率(92.31)%を挙げています。
大原とTACは、負債比率(自己資本比率)でした。
収益性は売上高総利益率、効率性は売上債権回転率で、大原・TACと同じ。
たしかに、当座比率は他社の192%に比べて大きく劣ってはいるのですが、
100%に近いから問題なしと判断して、私は選択しませんでした。
【第3問】
設問2のプロジェクトEの(a)が40.7百万円と、
大原とTACの64.8(百万円)と異なっています。
どっちなんでしょうね?
※10月30日に訂正あり、大原とTACと一致しました。
実は、設問3も異なっていたのですが、それも修正して一致!
☆☆☆ 事例1 ☆☆☆
全事例の中で、もっとも見解が分かれているのは事例1かも。
【第1問】
本番で私が感じた疑問は、2つでした。
・第1問はどの問題の布石なのか?(それとも単独?)
・なぜ、設問に”バドミントン”が入ってないのか?(深い意味はない?)
三社とも、設問の狙い分析がばらばらな印象を受けます。
今思うと、第1問と第2問がセットで、第4問につながっていくと感じます。
私の結論 ⇒ TBCの解答が一番まとも
【第2問】
素直に与件を抜き出せば、第5段落です。
①技術難度が異なる
②事業に対する考え方が異なる
1次試験の知識からすれば”組織は戦略に従う”で、前向きな施策のはずです。
私の結論 ⇒ TBCの解答が一番まとも
【第3問】
ここは、私の知識不足(知恵?)なのか、3社ともしっくり来ません。
本番で私が感じたのは、どっちが本業なの?どっちを大切にするの?です。
第6段落では、容器製造事業のもうけを借金返済に当てています。
そして、ゲートボール事業の開発にも充当しています。
しかし、いまや容器製造事業が事業の大黒柱であり、
健康ソリューション事業に足を引っ張られると、むしろ会社全体が傾きます。
そういう方向性を考えると、容器製造事業の儲けは容器製造事業に注ぎ込む
体制をとらないといけない。と考えたのが私の答案です。
【第4問】
人員比率と売り上げ比率を計算すると、こうなります。
容器製造→人48%と売60%
自動車部→人24%と売24%
健康ソリ→人28%と売16%
自動車部品は、みごとにバランスが取れています。これは偶然に一致ではない。
ということで、TACの解答は、ちょっと方向性が違うかな?
私の結論 ⇒ TBCの解答が一番まとも
【第5問】
大原のは、答えになっているのか?
TACやTBCのほうが、ちょっとマシ?
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