2015年11月21日
B商店街の2025年の商圏人口分布
悶々の一つ、事例2の第1問です。
(設問1)では、ターゲットとすべき顧客層が問われています。
まず考えないといけないのは、いつを想定するかです。
図2には、2015年の人口分布が描かれていますが、
2005年と2015年を比較すれば、解答になるのでしょうか?
設問文を見てみましょう。
・(設問1)には、”今後”とあります。
少なくとも現時点だけではなく、未来志向です。
・(設問2)には、”業種の誘致”とあります。
与件文には、”中期的には、環境の変化に対応した業種誘致が必要”
とありますので、少なくとも中期的な未来を想定する必要があります。
・代表理事は、『10年後を見据えた組合運営』という方針を打ち出しています。
この10年後が、中期なのか長期なのかは不明確です。
総合的に考えて、業種の誘致というからには、
少なくとも10年後は見通した計画にするべきでしょう。
では、2025年のB商店街の商圏人口分布は、どうなるでしょうか?
人口分布に関する与件を抜き出してみます。
・高層マンションが多数開発され、高層マンション街が形成されつつある。
・2015年以降も高層マンションの建築が計画されている
・住宅街の中高年層が、他地域へ転居する例も増えつつある。
この傾向は当面続くものと見込まれている。
・現在は人口の流入分が流出分を超過し、周辺人口は増加傾向にある。
これらの与件から、2025年の人口分布を図2に赤線で加えました。
(かなりいい加減な仮定ですが)
そうすると、2005年に比べて人口が増加しているのは、2群あります。
①0才~18才
②25才~40才台
では、受験機関各社は、どのように年齢表現しているでしょうか?
・TAC ⇒ 0~5才の乳幼児をもつ20代後半から30才代
・AAS東京 ⇒ 小さな子供がいる30代のファミリー層
・AAS関西 ⇒ 小さな子供がいる20代後半から40才代
・LEC ⇒ 10才以下の子供をもつ30代前後から40才代
・大原 ⇒ 10才以下の子供をもつ30才から40才代
・TBC ⇒ 20代後半から40代前半の子育て世代
『10年後を見据えた組合運営』を考慮したかどうかは別として、
一番うまい表現なのは、TBCですね。
TACは、2015年のピンポイント攻撃です。
ちょっとひどいのでは?(失礼!)
どうも、TACの解答作成者とわたしの相性は最悪。。。
設問1で年齢層の見解がズレると、当然、設問2にも影響してきます。
次回は、第1問 設問2を検討します。
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